新札が発行されました

こんにちは。東京都世田谷区南烏山の石材店、大久保石材店のデコさんです。

7月3日に新紙幣が発行されました。

近所の銀行の両替機の前には長蛇の列ができていました。

一万円札のホログラムの部分が大きく、1000円、5000円にも同じように入っています。

前紙幣との大きな違いは、数字が大きくなって、漢数字がかなり小さくなっていることです。

見方によっては現代風ですが、何となく重みがないようにも感じます。

キャッシュレスの時代、紙の紙幣は今回の発行が最後だとか言われていますが、

世の中はどんどん変わって行きますね。

一万円札の肖像画の渋沢栄一氏、その生涯は大河ドラマにもなりましたが、

日本の金融の礎を築かれた方だそうです。

庶民には程遠い方だと思っていましたが、ほんの少しだけ距離が縮まったような

ことがありました。もともと渋沢氏の邸宅の庭にあった十三重の石の塔、

どんな御縁があったのか、世田谷区内のA氏宅の広い庭に移設されていました。

この度、こちらの御屋敷の改修工事で、この石の塔を菩提寺に移設することとなり、

その移設工事を担当させていただきました。

基礎の部分、台座の部分がものすごく大きな石でできていて、見上げては、その大きさにびっくりしています。

現在は様々な機材を使用して設置することができますが、明治初期にこれほど大きな石塔を注文した

渋沢氏もさることながら、請け負った石工も大したものだと感心しきりでした。

個人的には、これから渋沢氏の肖像画を見る機会が多くありますようにと願っております。